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#bike2noyu #2 野湯に自転車で行ってきた話

野湯に自転車で行ってきた話をします。

 

 

Wikipediaからの引用ですが、野湯の説明は以下のようになっています。

野湯(のゆ、やとう)とは、自然の中に存在する温泉が自噴しており、かつその源泉を利用した商業施設が存在しない場所のこと。

曖昧性を残さない、お手本のような定義ですね。 

 

さて今回は #bike2noyu と題して、自転車で野湯にアプローチする活動を行いました。

結果としては久しぶりにこれは凄いな、という手応えでした。

詳細の前に先行してまとめておくと

  1. 変なロケーションなので行程それ自体が良い
  2. 汗をかいたまま寝袋に入る時の不快感がない
  3. 温度調整に水を引いてくるための川が近いので、飲み水やビールを冷やすのには困らない
  4. 人がいないし、いたとしてうるさい人ではないので、自由

という感じです。

 

以下、行程の詳細を写真とともに紹介します。

 

 

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適当な場所まで車で乗り付け自転車で登ります。

とても険しい山を切り出した林道で、見晴らしがよい部類だったと思います。

グラベルって森の中を縫うような鬱蒼としたものが多いので、見晴らしが良いだけで日本のグラベルとしては、半分より良い部類に食い込みます (主観) 。

 

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ガーミン紛失中で正確なところは分かりませんが、林道を10kmくらい? 登ったところで、激しい崩落箇所がありました。

写真では伝わりませんが、滑落すると即死につながるような場所だったので、ここに自転車を置いて徒歩に切り替えます。

背負子とかで自転車を背負ったら行けたかな。

ちなみにロープは野湯を守るボランティアの人が設置したものらしい。

 

なお、こういう状況は想定済みだったので、バックパックで来たのですが、これが目論見通り奏功して気持ちよかったです。

バックパックで自転車に乗るのは見た目どおりに辛いんですが、パニアバッグやバイクパッキングって、アドベンチャー色の強いライド (?) だとこういう時に困るので、少なくとも今回はバックパックが正解でした。

 

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野生化した元道路を歩きます。

電波も通じず、登山道でもない山奥ですが、道の真ん中だけ草がなく、人間の気配を強く感じて安心感があります。

 

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着きました。

見ての通り、完全な野生というよりは、荒廃した人工物が微妙に残る感じ。

青崩峠みたいな、日本の土木技術が野生に敗北した系だと思います。

 

 

 

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もっと素朴なものを想像していましたが、コンクリートで固めてあるしっかりした設備でした。

ヒッピーの老人が棲み着いており、メンテナンスをしているので、思ったより綺麗です。

設備としては写真に写っているものが全てで、脱衣所とかはありません。

女性にはハードル高いなと思いましたが、けっこう若い人もくるみたいです。

 

肝心の野湯の写真があんまりありません。

野湯の様子はGoProで定点撮影していたのですが、撮影者の確認によるとほぼ全ての写真に陰茎が写り込んでしまったので、ボツとなったようです。

再発を防止していく必要があります。

 

 

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源泉に川の水を引いて温度を調整するので、川へのアクセスも良好です。

野営、中でも夏の野営では川はものすごく重要で、

  1. 寝る前に汗を流すことができる
  2. 濾過や煮沸すれば飲水が作れる
  3. ビールを冷やすことができる

と、色んなことができます。

あまり冷えてなくても美味しく飲めるように、赤ワインとかIPAを持っていきましたが、今回は川の水温が低くてキンキンに冷やすことができました。

 

 

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前日の豪雨で地面や枝が湿気っていて、火をおこすのに苦労しました。

が、野営ってけっこう暇なので、焚き火で苦労するのは満更でもないという気持ちです。

 

人はキャンプにハマると道具から入りがちですが、自分は焚き火があれば何でもいいかなという立場です。

本質的にはあまり重要でない選択肢は無いほうがいいと思っています。

 

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今回のレポートは以上です。

久しぶりに自画自賛できる出来栄えで、相当な手応えを感じています。

#bike2noyu は継続して活動していく必要がありそうです。

 

良いツーリングやキャンプとは

  1. 普通の人がミッチリ計画する
  2. 感性の良い人が成り行きで良い感じに整える

の2種類だと思っています。

そして自分は圧倒的に1で、計画が大部分を握っていると考えています。

(bike2sauna meeting 京都は例外的に2だった)

今回は予想が上手くハマって、残りの予想できない不確定要素がいい方向に倒れて、完璧になった結果でした。

 

 

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