簡単な作業のメモです。
林道関係者やトレイル運営をすでにやっている人たちからしたら、デタラメ書いてるところもあるかもしれませんが、お気づきの点はご指摘いただけると幸いです。
調査がメインでしたが、いよいよ開拓にも手を入れ始めました。
▲作業前の図。地図にもない、かつての林業作業道または獣道です。こんな道の道幅を広げたり、急峻なアップダウンの平滑化などの手を入れ、自転車が通れるようにしていきます。
▲フィールド調査はナタとノコギリの出番が多かったけど、基本的には剣スコがメインとなっていました。苔は成長するのに時間がかかるし捨ててしまうのはもったいないので、ごっそり掘って再利用しました。
▲作業中の道です。一見もう良さそうですが、谷側に傾いてるのでまだ削り代があります。一方、後述の林道整備の本によると、道は谷側に傾けないと水捌けが悪く、雨の多い日本では壊れやすい道になるようで、MTB用のトレイルと一般的な林道の常識との妥協点を見つけていく必要があるなと感じています。
▲チェーンソーが道を開いたり、資材を作ったりと活躍していましたが、誰でも使える状態ではないので、運用上課題があります。毎回1台は使えるようにしたい。
▲メンバーの1人が持ち込んだ林道作りの本。面白そうだったのでさっそく自分の分も購入しました。これは作業林道の本でそのまま取り入れることはできないので、シングルトラック向けに再解釈するなどのフィルタリングが必要。
山を育てる道づくり―図解 これならできる 安くて長もち、四万十式作業道のすべて
この本は図面や算数とコンクリートを使った近代的な林道工事と比較しながら、その場にある天然の素材を使ったオーガニックな四万十式と言われる手法を紹介しています。
つまり、山道づくりにもカウンターカルチャーやフリースタイルのような流派が存在するようです。
奥があまりにも深い。
今回わかったことですが、行動するなら5人以内で固めたほうがいいですね。
いつもコンスタントに10人以上参加していた一方で、今回たまたま人数が少なく5人で行動していました。
そのため全員に当事者意識が生まれるのか、全員積極的にアイディアを出し合っていたように思います。
興味を持たれた方はINABUBASE PROJECTをご確認ください。
次回の開拓イベントの情報が載っております。
▲リスのまとい
▲新しいアルコールストーブのシェイクダウン。
▲心霊スポットの旧伊勢神トンネル。証明はLEDに交換され、路面と壁はきれいになり、心霊スポットとしての面影なし。