#bike2finlandsauna の記事を、時系列にとらわれず、トピック単位で少しずつ投稿していきます。
今回は2軒の公衆サウナに行きましたが、そのうち1軒のユヴァスキュラの公衆サウナについて書きます。
いるか分かりませんが、ユヴァスキュラで公衆サウナの情報を日本語で探そうとした人に、再利用してもらうつもりで、この記事を書いています。
僕は街で聞き込みをして見つけることができましたが、なかなか大変でしたので、同じ苦労かけさせまい、と言う気持ちで書いております。
場所
営業時間
曜日で男女が入れ替わります。
24時間営業、女人禁制の日本のサウナと早くも違いが出てきます。
料金
料金は8ユーロです。
サウナのほかに飲み物や軽食も含まれています。
軽食や飲み物といっても、管理人のおじさんが自前で用意したようなものでしたが。
手作り感があるとも言えます。
サウナについて
水風呂には湖を採用しています。
当時は真冬ですので、テレビでよく見るように、氷の中に一部穴を開け、その中に入るかたちとなっております。
よく言われることですが、凍ってない以上、所詮0℃以上なので、テレビのリアクションはやり過ぎです。
全体的にこれはサウナとしてどうか?と思うところはありました。
まず地元のおじさんがフリースタイルでロウリュをするせいで、サウナの中は無法地帯です。
構造もちょっと問題で、サウナと湖が少し離れているので、氷点下の中歩くことでほとんど外気浴が完了してしまいます。
あと思ったより水が冷たくないと言っても、冷たいものは冷たいです。
水風呂につくまでほとんど冷えてしまい、その上せっかくたどり着いた水風呂は気温が低すぎて長く入れず、単純に良し悪しを考えると悪い部分はあります。
とはいえ、ここのお客さんはそんなこと気にしてないんですね。
みんな整いではなく、コミュニケーションを楽しんでる感じで、そういう意味で銭湯や居酒屋に近いと感じました。
日本のサウナは施設に注力しているものが多いと感じますが、こういうところに来るとそれは1つの要素だなと言う認識に改まります。
旅行者の立場としても、自然の中のローカル感あふれるサウナで、知らないおじさんとフリースタイルにロウリュをして、湖に飛び込むというのが最高のエクスペリエンスです。
雰囲気について
全体的に日本のサウナのイメージからはかなり違っていて、どちらかというとローカルな銭湯や常連で回っている飲み屋に近い雰囲気です。
フラッと行ってその場にいる人としゃべると言う感じでした。
フィンランドは今までの旅行先に比べて、人が大人しいと感じましたが、ここでは外国人の私に対しても歓迎ムードでした。
今はこういうラベリングをするとサヨクにポリコレ棒で殴られる時代ですが、それが素直な感想です。
今回いったサウナはフィンランドでも、数がすごく少ないみたいで、一部の大都市にしかないようです。
もともとサウナを個人で所有するのが普及していなかった時代に、都市労働者に向けてやっていた名残だそうで。
旅行者が使うサウナと言えば、宿に併設だったり、ツアーで使う、キレイなプライペートサウナが主流のようです。
そういう意味でもそれこそ赤提灯の飲み屋や、ハードコアな銭湯に相当する文化みたいだなと思いました。
あとがき
自転車ツーリングの途中でしたが、滅びゆく文化にコミットできてよかったです。
最後にお願いですが、フィンランドの地方都市に言った人は是非、現地でサウナを探して情報を日本語でアーカイブしてほしいです。
僕はこのサウナには人力による聞き込みでたどり着き、まあ大変な思いをしました。
ヘルシンキなんかは別と思いますが、フィンランドには日本語でリーチできないローカルサウナの情報が多くあると思います。
そういう情報がGoogleからアクセスできたら素敵だと思っています。
現地や日本で聞きづての出典のない情報が多いので、間違いあればご指定願います。