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北海道 厳冬期自転車ツーリングの持ち物(ウェア以外)

2016年の年末に行った、北海道ツーリング

の、持ち物についてまとめてみます。今回はウェア以外について触れていきます。ウェアはこちら

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読み手の知りたい情報を推し量り、

  1. 寝具関係
  2. 自転車関係
  3. 個人的に言いたいもの

に限定します。

 

 

寝具関係

 

寝具関係は質問の多いところです。Twitterとかでも問い合わせを頂きますし、自分が行く前に一番調べたのもこれです。寒いときに寝たら死ぬ、という刷り込みはとても強いらしい。

 

寝袋

MEのHelium800。extremeで-30℃。何がいいかと言えば、色が好きとしか言いようがないですが、MEのシュラフはそれが理由で他の温度域でも別のものを持っています。

 

MOUNTAIN EQUIPMENT HELIUM 800 SLEEPING BAG LEFT ZIP COSMOS (REGULAR)
 

 

REIのエアマット

アメリカに行った時、日本からマットを持っていくのが面倒だったので現地で買って、何となくそのまま使っているものです。かなりボリュームがあり高反発な部類。しかしそんなことはどうでもよく、日本で使ってると目立つ。

 

SOLのブランケット

テント使わない時にマットの下に敷く。地面が濡れてればテントの下にも敷く。夏場はテントをもたず、これだけでギリギリの野宿をしたりします。快適には程遠いけど、一日行動して疲れていれば寝れます。一年を通して出番が多く、お守りに持っていくことが多いですね。 

Survive Outdoors Longer Heavy Duty Emergency Blanket, 0.412 Pound by Adventure Medical

Survive Outdoors Longer Heavy Duty Emergency Blanket, 0.412 Pound by Adventure Medical

 

 

シュラフカバー

BAILESSというメーカーのものだけど、完全によく知らない。先鋭的なアウトドアをしてる人たちって、持ち物への愛や執着がすごいので、こういうものがあると罪悪感があります。

 

MSRのテント

冬用テントを持っていないので夏用テントを使っています。マネしないでください。テント内の温度が低すぎて、あまり結露しません汗

 

 

 

自転車関係

 自転車パーツ

普段から攻めのアセンブリングをしているので、特別に北海道仕様というところは少ないのですが、そのあたりは気にせず、雪の中走る上で役立ったものを紹介します。

 

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▲RetroshiftのCX2。大変ニッチな需要なのですが、レトロシフトは厳冬期用のグローブでも変速しやすいです。北海道に関係なく一年中使っています。

 

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▲Simworks x NITTOのToo Smile Bar。あんまりいい写真がなかった。フロントのキャパシティを上げるため導入したマウンテンドロップ。峠の下りはかなり神経を使うのですが、そういう時に身体と心を支えてくれるのはマウンテンドロップの下ハンです。舗装路やシクロクロスレースで速く走ることは難しいので、冬場は普通のドロップに変えるつもりでしたが、こういう機会もあるので結局一年中使っています。クロモリフレームにレトロシフトときているので、ハンドルにシムワークスを使うと何かのマネっぽさが出てしまうんですけど、入手性と品質とルックスが安定してるマウンテンドロップがシムワークスしかなかった。

 

 

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スパイクタイヤ(マラソンウィンター)。北海道は雪より凍結路面が危険なので、タイヤに必要なのはノブ以前にスパイク。路面とタイヤの関係については別途まとめます。 通販の実売価格と国内定価にかなり差があるのでAmazonで買いました。でも硬すぎてはめるのにめちゃくちゃ苦労したので、自転車屋で買ったら大して粗利もないだろうし、なかなか嫌がられたに違いない。

 

 

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▲ウェルゴのMTB用フラットペダル。ウェア編に書いたように、ウィンターブーツを使っているので、踏み面が大きく、ピンがついたMTB用ペダルを採用しています。MXインターナショナルの取り扱い商品に、SPD対応のウィンターブーツがあるらしいのですが、確か5万円くらいしたので諦めました。(モデル名を忘れたので教えてほしいです)

 

# 2017/02/05追記

SPD対応ウィンターブーツの詳細がわかりました(Watanabe Takutoさんより)。

ride2rock.jp

 また一方で冬の北海道でSPDは、クリートに雪が詰まってどんどん大きくなるので歩きにくいという情報もいただきました(Hisanori “Mario” Uedaさんより)。件のブーツがダメなわけではなく目的が違うということでしょう。歩かない前提のワンデイMTBライドとか。

 

パッキング関係

パッキング関係は厳冬期特有の装備とは言えませんが、荷物の量の感覚を共有するために公開します。

 

【ハンドルバー周り】

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▲ハンドルバーにハーネスでマットとブランケットをくくりつける。このハーネスは買ったお店によると、レベレイトデザインのかなり前期型らしいんだけど、真偽不明。

 

【フォーク】

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ブラックバーンのケージ。ダボ穴にネジ1本だけ付けて、上の方でナイロンのベルトをつけて、無理やり固定しています。エニシングケージのパクリなのですが、後発なだけあり、オリジナルよりかなり良くなっています。エニシングケージの難点であったベルトがズレる問題を、ケージ自体にベルトを通す穴を付けることと、ベルトの裏面にすべり止めのゴムを貼ることで解決しています。

 

 

つけ方はもともと紀伊半島バイクトリップBicycle Studio MOVEMENT高橋 真吾さんがやっていたのを真似したものです。

 

 

【リアキャリア(天板)】

 

 

モンベルの20Lのドライパックをラックに積みます。透明なので普通に荷物を入れると非常に見栄えが悪いです。ザックの中で使うようなドライパックならそれでいいと思いますが。こういう無神経さがモンベルっぽくていいですね。軽さとは無縁だけど、むしろそれが良く、繊維が入っていて丈夫で安心できます。 2本のベルトで閉めるので、ラックとかに固定するときに便利です。ビンドルラックを大容量に使うならこれかなと思います。

 

【パニア】

 

▲オルトリーブのバックシティローラー。40L。何か書こうとしましたが、定番すぎて特に何も出てきませんでした。2018年はパニアバッグが流行るそうですが、オルトリーブの出来が良すぎて、パニアは後発が出しにくい分野だと思います。

 

その他

 

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▲クリーンカンティーンの真空ボトル。朝はこれに白湯を入れて、行動しながら飲みました。北海道ではかなり気を遣わないと飲み物が凍ってしまうので、保温ボトルは飲み水の保管にいい感じです。アメリカではハイカーのみならず、一部のサイクリストも普通のボトルではなくクリーンカンティーンを使う文化があるみたいです。どうやらBPAに対する不信感から、石油製品全般にヒステリックに近い感情を持っていて、金属と木材しか信用しない人たちがいるようです。日本で言うと福島産の食べ物が喉を通らないタイプの人達に近いかもしれません。

 

 

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▲snow peakのパワーガス。見た目が完全に家庭用カセットコンロ用ですが、ガスの混合比が違って真冬でも使えるようになっています。画像はローソンでガス缶を受け取った時の画像です。ガス缶は飛行機に持ち込めないし、パワーガスのような特殊なものになると、北海道の地方都市で手に入るか分からないので、事前に本州からAmazonのコンビニ受け取りで発送しておきます。今回は注文から1週間かかりましたので、北海道で同じことをする人は早めに注文しておきましょう。

スノーピーク(snow peak) ギガパワーガスCBブタン GPC-250S

スノーピーク(snow peak) ギガパワーガスCBブタン GPC-250S

 

 

 

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モンベルの温度計。寒いかどうかが全てなので気休めにしかなりませんが…

 

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